exhibition

Lost & Found展
This is My Letter to the World

吉國元 大沼彩子 小野初美 池田萌子 佐藤優里咲
後藤響子 笹目舞 安達茉莉子 

2017年9月17日(日)〜10月21日(土)12:00~19:00
金・土は20:00まで
火曜休場


トークイベントにつきまして訂正がございます。

10月14日(土)に行われるトークイベントに参加予定でしたゲストの畑中章宏 氏(民俗学者)は諸事情により登壇が難しくなりました。

そのため、登壇者を中村寛 氏(文化人類学者)+出展作家と改めさせて頂きます。


詳細は下記【イベント】をご覧ください。

すでにご予定されていたご来場者様には謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。

(2017年10月14日)


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この展示の背景には、出展作家たちが参加し、共同制作した冊子『Lost & Found』(vol.1〜4)があります。
この冊子は、「同時代」をテーマに紡いだ言葉を持ち寄り、朗読し合うという作業を、約半年間にわたって繰り返すなかでうまれました。
それは単に文章の校正作業というよりも、各人が自分なりの「同時代」への応答を対話のなかで確認し合うことで、言葉と心身の化学反応が起こり、記憶や認識や感性が生成変化していく場でした。
非言語的表現に長けた者だからこそ、かえって言葉の磁場をするどく感じとり、既成の概念や言葉の文法から抜け落ちていくことがらに耳を澄まそうとするのだと思います。
それでもあえて言葉にしなければふきこぼれてしまうことを描ききろうとするなかに、作家たちの世界への手紙を見いだすことができます。
展示のタイトルは、だから、エミリー・ディキンソンの詩句から取りました。
"This is my letter to the world, / That never wrote to me, --"
作家たちからの世界への応答--言葉と造形作品が交差する空間で、その声はどのように届くのでしょうか。
(キュレーター・杉原未希子)


『Lost & Found』とは
文化人類学者の中村寛を発起人として、当時多摩美術大学夜間学部に在籍していた平山みな美、吉國元、大沼彩子が執筆し、2013年に人間学工房より出版された。その後も、さまざまなバックグラウンドを持つ執筆者が参加した。2017年3月、vol.4刊行。

《デザイン》平山みな美

《キュレーション》杉原未希子



出品作家


吉國元 Moto YOSHIKUNI

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1986年ジンバブエ生まれ。1996年日本に移住。2015年多摩美術大学造形表現学部造形学科卒業。
出身のジンバブエ。現在住む日本、そして絵画という西洋渡来の文化。異なる文化間の齟齬、反発、異和の中で制作をしている。異国のポートレート、「後姿と壁」は表裏の関係にあり、記憶、さらには美術における内なる他者との邂逅を試みている。2015年、2人展(吉國元、高橋芙実)『Standing on the Line』(OGUMAG gallery)。
『Lost and Found Vol.1』に参加、他者との距離、関係性を『リフレクション』と題し執筆。
www.motoyoshikuni.com



大沼彩子 Ayako ONUMA

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宮城県生まれ。2005年から2009年までアニメーターとしてテレビアニメーションの動画、原画マンとして勤務。
2009年4月多摩美術大学造形表現学部デザイン学科入学。2011年4月多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コースに転学。インクの染みを使ったアニメーション作品を作り始める。 2013年3月同大学を卒業。2017年4月東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程在学中。
『Lost&Found Vol.1』に参加、「音楽は脳に吹く風」を執筆。
http://ayakoonumawebsite.tumblr.com



小野初美 Hatsumi  ONO

1981年神奈川県生まれ。2014年多摩美術大学造形表現学部造形学科卒業。クジラに惹かれ、大学4年の時より、クジラの絵を描いている。
『Lost&Found Vol.2』に参加し、「ラスト・プレイス」を執筆。



池田萌子 Moeko IKEDA

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1988年山形県生まれ。2014年多摩美術大学美術学部工芸学科卒業。
2016年より都内の共同アトリエにて、制作を行っている。石膏型を用いた射込み技法を中心とし、日用品や折り紙など身の回りにあるものをモチーフに幻想と現実の境目をテーマに制作を行っている。
『Lost and Found vol.2』に参加、「痕跡をのこすもの」を執筆。



佐藤優里咲 Yurie SATO

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1992年東京生まれ。立教女学院短期大学、明治学院大学を卒業。
『Lost&Found vol.3』に参加、「天使の声による自己治療」を執筆。



後藤響子 Kyoko GOTO

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1992年愛知県生まれ。2016年多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻を卒業。
和紙や石膏下地を支持体に、岩絵具・アクリル絵具等を用いて絵画作品を制作する。在学中より、規則性を持ちながら刻々と変化していく現象に興味が向かい、自らの作品ではそれを再現するような試みをしている。
『Lost and Found vol.3』に参加、「漂流する声たち」を執筆。



笹目舞 Mai SASAME

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1995年大阪芸術大学卒。デザイナーとして勤務した後、進学。2017年多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程卒業。
「見ないで描く絵」と「見て描く絵」の双方を描き、自己と他者を往復することで「集合的なものの画一化」と「個(己)の多数性」の二項対立を《いないいないばあ》として制作。《異種混淆》シリーズの制作し、また、そのふたつの活動の間にある時間を「コト」の断片や連続性と呼び、表現する。2017年、個展「異種混淆の世界 World of the hybridity」(art space kimura ASK?東京・京橋)。
『Lost & Found vol 4』に参加、「異種混淆の世界」を執筆。
http://www.maisasame.com



安達茉莉子 Mariko ADACHI

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1984年大分県生まれ。2008年東京外国語大学外国語学部英語学科を卒業。
その後、防衛省、一般社団法人ノオト(兵庫県篠山市)エリアマネージャーとして勤務。2014年、英国サセックス大学開発学研究所(Institute of Development Studies)開発学修士課程修了。2013年、独立行政法人国際協力機構(JICA)アフリカ部の専門嘱託として勤務。2015年、MARIOBOOKSの屋号のもと、イラスト詩集やグッズの制作・販売を行う独自の活動を展開。言葉と絵により、広く「物語」を表現する。2017年個展「日常の中に生まれてくるある瞬間について」(都立大学・MOUNT tokyo)、2016年安達茉莉子企画展「あなたがいつかそれを埋めてくれる前に」(谷中・ひるねこBOOKS)。
『Lost & Found vol 4』に参加、「Free at Last」を執筆。


【イベント】 

9月17日(日)17:00~ 〈オープニングパーティー〉アーティストトーク
 *てろてのおもてなし料理付き

・ 9月30日(土)16:00~ 〈ライブパフォーマンス〉
 ゲスト:大和田慧(シンガーソングライター)×出展作家

・10月12日(木)18:30~ 〈トークイベント〉
 ゲスト:港千尋(写真家)×平出隆(詩人)×中村寛(文化人類学者)+出展作家

・10月14日(土)14:00~ 〈トークイベント〉

登壇者:中村寛(文化人類学者)+出展作家

※内容は変更になる場合があります。また、イベントにより参加作家は異なります。


地図

・東京メトロ銀座線「末広町駅」4番出口より徒歩1分
・東京メトロ千代田線「湯島駅」6番出口より徒歩3分
・JR「御徒町駅」南口より徒歩7分
・JR「秋葉原駅」電気街口より徒歩8分