exhibition

第17回展覧会         +        特別展 
青な時代           40×40

2012年3月10日(土)~4月8日(日)
12:00~19:00(金・土は20:00まで)
火曜日休場

「青な時代」
spoken words project  /  Satoko Sai + Tomoko Kurahara

「40×40」
泉太郎/荻野僚介/鶴崎いづみ/長谷川繁/水谷一/山下香里


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「 青な時代 」

spoken words project / Satoko Sai + Tomoko Kurahara

会期:2012年3月10日(土)~4月8日(日)
        12:00~19:00(金・土は20:00 まで)
        火曜休場

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spoken words projectとSatoko Sai+Tomoko Kuraharaはそれぞれ服と器を作っています。
違うものを作ってはいますが「時間をとじ込める」といった共通のテーマがあります。
僕らが見ている日常に時間が付着しているのは当たり前ですが、その日常もそれに付着した時間もかけがえのない一瞬であるとはあまり思っていないのもまた日常です。

だからある美しい瞬間を、又その見た事によって動いた心象を、様々な技法やモチーフ、色等を使って服や器に染み込ませ定着させるのです。

服や器は人に使われてはじめて完成する、いわばまっさらな状態でアトリエで生まれます。
僕らはそのまっさらな服や器を眺めながら、そこに閉じ込めた時間をまだ見ぬ受け手に受け継いでいただく事に思いを馳せます。
時間の閉じ込められたその服や器に、受け手のこれからの時間を上塗りしていって欲しいと考えます。それらは風に当たり汚れ洗われ、時にはほころびたり破損したりもするでしょう。
それは僕らの作品は鑑賞するものでもあり、酷使するほどの頻度をもって使用するものでもあるからです。
どんどん眺め使うことで、受け手の時間が染み込んでゆく事なのです。
そこには、ある時間を共にする喜びがあるのです。
この、センチメンタルな作者と受け手の関係が「時間を閉じこめる」ことの醍醐味であり、それをするそもそもの理由です。ありがたい。

今回一緒に展示をするにあたって、その閉じこめる時間に名前を付けるとしたわけです。その名前が「青」。
青は寂しくもすがすがしい。始まりであり終わりでもあり。空も青でしょう。その空を風はのたうち、時間を遠方へと運ぶ。冬の朝、夏の夜。
青き火は強き思いを表すも、青春の日々は時間を迷走し、そぼ降る小雨に叶わぬ思いをぽちゃんぽちゃんと反芻します。
その青き時間が僕らの心に宿すのは、悲しみにも挨拶するような、今の東京の僕らの気分なのです、青な時代なのです。
そんな「青な時」をあなたはどう受け止めますか?


◎参加作家
○spoken words project
デザイナー飛田正浩
1968年埼玉県生まれ。1995年多摩美術大学卒業。
染織デザイン科在学中から様々な表現活動を〈spoken words project〉として行う。
卒業を機に〈spoken words project〉をファッションブランドに改め、1998年東京コレクションに初参加。手作業を活かした染めやプリントを施した服作りに定評がある。
現在、アーティストのライブ衣装や舞台美術、テキスタイルデザインも手がけ、ファッションの領域を超えて活動中。
www.spokenwordsproject.com/

○Satoko Sai + Tomoko Kurahara
崔聡子:1976年千葉県生まれ。蔵原智子:1980年東京都生まれ。
共に多摩美術大学工芸学科にて陶を専攻し、2002年卒業と同時に共同制作を開始。2005年に崔は韓国へ留学、2002年~2005年に蔵原はフィンランドへ留学。距離を隔てた活動期間を経て、2006年より東京のアトリエに拠点をおく。主に日本とフィンランドで展覧会を行い、作品を発表。シルクスクリーンによる陶器への写真転写など、量産技術と手作業を組み合わせることで、陶を素材に写真や版画のような複製芸術としての作品を制作。
www.saikurahara.com

○会場構成 
小林恭+マナ (設計事務所 ima)   http://www.ima-ima.com/
○グラフィックデザイン
榎本太郎 (7× nanabai inc.) http://nanabai.jp/works/01.html 
○写真 
高橋郁子


◎関連イベント
○オープニングパーティ 3月10日(土)18:00~
翻訳家・江口研一さん主宰のfood + things (http://kenichieguchi.com/) によるスペシャルドリンクのケータリング

○トークショー 4月1日(日)14:00~16:00
設計事務所ima(イマ)の小林恭(こばやし・たかし)さん(1990年多摩美術大学インテリアデザイン科卒業)とマナさんをお迎えして、spoken words project、Satoko Sai + Tomoko Kuraharaの普段の制作の話などを行います。

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「 40×40 」
会期:2012年3月10日(土)~4月8日(日)
        12:00~19:00(金・土は20:00 まで)
        火曜休場

◎参加作家
泉太郎、荻野僚介、鶴崎いづみ、長谷川繁、水谷一、山下香里
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この展覧会は、参加アーティストが作品を持ち寄るような、いわゆるグループ展ではありません。

複数のアーティストによる展覧会ですが、この展覧会の展示品は四〇センチ平方の壁画、一点だけです。しかしそれは一つの最終形を目指す、いわゆる共同作品ではありません。会場となるのは、東京・秋葉原、廃校を活用したアートスポット、アーツ千代田3331内にあるギャラリー『アキバタマビ21』の廊下の壁。六人のアーティストたちが一ヶ月間、かわるがわる展示壁画の更新を行います。

展覧会開始と共に展示壁画の制作は始まり、会期終了までの間、参加アーティストは各々のタイミングで区切られた対象壁面の前に立ち、壁画に手を入れます。壁画制作に訪れる一回一回を「個人制作」のスタンスで、その都度の壁画の状態を新しいスケッチブックの1ページとし、一期一会の刺激から、参加アーティストの一人一人は各々の「描き」を生みます。誤解したり誤解されたり、潰したり潰されたり、仕掛けたり仕掛けられたり。そうしたいろいろな関わりの常々が、展覧会『40×40』の途中経過でありながら、その都度が完成の状態、それぞれの到達点。

あなたがこの壁の前に立った時、壁画は一体どんな姿を見せているでしょうか。訪れたあなたが立っている、正に同じ場所に少し前、六人の参加アーティストの誰かが立ち、触れていた壁。そしてまた、すぐにでも同じ場所に誰かアーティストが立ち、描き、豹変するかも知れない壁。あなたが訪れた時ひょっとしたら、参加アーティストの一人が絵を描いているかも知れません。どうぞ会期中、何度でもお立ち寄り下さい。






地図

・東京メトロ銀座線「末広町駅」4番出口より徒歩1分
・東京メトロ千代田線「湯島駅」6番出口より徒歩3分
・JR「御徒町駅」南口より徒歩7分
・JR「秋葉原駅」電気街口より徒歩8分