exhibition

更新に憑く ―可塑的(plastique)な無人島

アキバタマビ21第3回展は、多摩美術大学の版画専攻、彫刻専攻、芸術学科の卒業生からなる11名の表現者+2名の哲学者により行われる展覧会です。「更新」という出来事の「潜在性」をテーマとして、彫刻、写真、絵画ほか多様な作品が展示される空間となります。

会 期:9月11日(土)~10月10日(日)
休館日:月曜日
出品作家:
 小林耕二郎、酒井一有、庄司朝美、神宮巨樹、鷹野健、田中智美、谷美桜里、久村卓、前野智彦、三田健志、村田峰紀

関連イベント

●オープニングパーティー
 日時:9月11日(土)18:00〜21:00
●シンポジウム「更新に憑く」可塑的な無人島
 日時:10月3日(日)17:00〜
 パネリスト:國分功一郎・千葉雅也
●村田峰紀によるパフォーマンス「ノーコメント」背中に憑く倒錯的な更新性
 日時:9月11日(土)17:00〜/10月3日(日)16:00〜

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「更新」とは、"死んでいる"とされる状態(仮死状態)から、"生きている"とされる状態に戻すこと、古くなったものや利用価値を失ったものに与え られる処方箋であり、形象、機能、記憶を失いつつある状態が、別様・別名に変身しながら再開しようとする一連の運動である。そこには複数の可能世界からの 干渉と、それが生み出す亡霊が捏造され、取り憑いている。

「更新」は時に違和をもって立ち現れる。それは場所性の断絶や、強制的な変形、変身、非歴史的身振り=忘却、新たに捏造された固有名詞=別名に由来 する。そこでは形象、機能、記憶を失いつつある状態への処方箋として「更新」が要請されるのではなく、更新それ自体に形象、機能、記憶を失わせ=過去のも のに変形させる契機と、そのものを 残滓へと書き換える契機が従属している。換言すると、「更新」には「解離」の契機が内在している。

解離をその条件とする想像力は、あらゆる関係が真なるものとして決定的に固まることがなく、誤って組み替えられうる=別様であるかもしれない状態へと自らを複数化させ、再開=更新を夢に見る。
「更新に憑く」と題する本展は、秋葉原にある旧中学校を更新することで始動した3331内の一画(旧教室/旧廊下/旧図書館)アキバタマビ21で問 う「更新」という出来事の「潜在性」を、11人の表現者+2人の哲学者により「更新するもの、変身、変形してしまうもの」への応答可能性として共現前化、 現動化する試みである。

多様な仕方で行われる「更新」を通して立ち現れるもの。それは、一所に留まりながら、そこに住まい直し続けることにより始動するここではないどこか への移動可能性であり、そこに内在したままで行われる異なるものへの生成変化であり、別名と化した変異体への新たな通信手段である。
更新とは、かつてあったそのもの自体からの「隔絶」を通過して行われる「再開」の異名であり、これらは無人島の原因と理由に深く関わる。

「大陸から遠く離れて無人島へ...」

地図

・東京メトロ銀座線「末広町駅」4番出口より徒歩1分
・東京メトロ千代田線「湯島駅」6番出口より徒歩3分
・JR「御徒町駅」南口より徒歩7分
・JR「秋葉原駅」電気街口より徒歩8分