exhibition

日常のフィクション 

-日英アーティスト達が紡ぐ6つの物語- 


出津京子 榎本浩子 坂本夏海 ジョーゼフ・ホッパー

 平山真澄 マシュー・ヒギンズ

 


2016年7月9日(土) ~ 7月29日(金) 

12:00 ~ 19:00(金・土は20:00まで) 

火曜日休場


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この展覧会は日英出身のアーティスト6名、出津京子、榎本浩子、坂本夏海、ジョーゼフ・ポッ パー、平山真澄、マシュー・ヒギンズ による写真、映像、ドローイング、インスタレーション 作品の発表となります。日本とイギリスを中心に活動する同世代の6人のアーティスト達に 共通しているのは、在り来たりで繰り返される日常を観察し、そこからフィクションと現実の 間を行き来する物語を作るという制作方法です。 私たちの日常へのまなざしは、フィクションと現実のあいだを行き来しています。インター ネット上でプライベートな出来事を見えない他者へ無防備に語る人びと、顔の見えない相 手と交わすコミュニケーションの数々。パブリック空間といつどこでもオンラインで繋が ることができる環境での私たちの日常の視点は、他者に見られることを意識し続け、まるで コントロールされているかのようです。また、ありふれた日常がいつも非日常と隣り合 わせに在ることを、自然による災いや人間の争いの記憶から私たちは学び続けています。 繰り返す日々の儚さとむなしさに愛おしさを込めて目の前の景色を注意深く見つめると き、世界は無数の小さな物語の集合体のように見えますー そこは、夢と現実が曖昧な世 界です。私たちは、フィクションと現実の境界を認識することが出来るのでしょうか? 物語は、歴史画や宗教画に見られるような 人びとにストーリーを伝える為のアートのひ とつの技法です。現代では映像等のメディアを通して様々な物語が、例えば異なる国々 の歴史から個人の告白まで、生々しく語られます。常に編集・修正可能なこれらの物語は、 それが現実なのか、あるいはフィクションなのかということをもはや追求することは出 来ません。事実を捉えた記録の方がフィクションである可能性や、また逆に架空の話 がある真実を伝えている可能性に目を見張り、耳を澄ませ、物語を読み取り、そして語 ることにどのような意味があるのでしょうか? 現実から逃げる為の方法ではなく、現 実に向き合う為の物語とは、どのようなものなのでしょうか? 家族や友人との日々の会話、見慣れた都会の風景やS N S 上の知人の写真 ーこれら の見過ごしがちな日々の断片を普段とは違う視点で眺め、そこから新たなストーリーを 創りだすこと。それは、現実をリアリティーをもって想像するためのひとつの方法かも しれません。






【出展作家】


出津 京子  KYOKO IDETSU 


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 1986 年 東京都生まれ、在住。
 2009 年 多摩美術大学絵画学科油画専攻 修了 

街で見かけた人々の会話、ソーシャルメディアでの人々の書き込みや家族や友達から聞いた話などをもとに 鮮やかな色彩とダイナミックな筆づかいでそれらのエピソードをキャンバスに描く。人々の歪んだ欲望や 変わった癖など、彼女の日常を見つめる独特な視点はアイロニーとユーモアにあふれている。 

【主な展覧会】 
個展
2012   出津京子個展「こないだ見た風景」 Art Center Ongoing、東京 グループ展 2015                  「 TERATOTERA祭り2015」 ( 公開制作)、東京 
2012   「ここから見える景色は最高」東京都美術館、東京     
              「青木絵里子・出津京子展」ターナーギャラリー、東京 
2011      「Ladies&Gentlemen」 小金井アートスポットシャトー2F、東京 2010   「outpost」 TURNERGALLERY、東京     
              「出津京子・地主麻衣子展」 Art Center Ongoing、東京 

【作家website】http://kyokoidetsuhp.jimdo.com 





 榎本 浩子   HIROKO ENOMOTO 


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1986 年 群馬県生まれ、在住。 
2011 年 女子美術大学大学院美術研究科美術専攻洋画研究領域 修了 

自身の家族や友人、身近な日々の出来事を主題に、ドローイング、テキスト、オブジェ、写真や映像で構成し、 パーソナルな視点で社会との関係性を追求する作品を制作している。別々の思考を持つ個人が、同じテーブルに つき続けることの意味を模索するグループ、泥沼コミュニティとしても活動を続ける。 

【主な展覧会】 
個展 
2016 「 あたらしい朝がきた」ya-gins、群馬 
2013 「 話したくないこと 英語の勉強 布団を干す」、小金井アートスポットシャトー2F、東京 
2012 「ヤマ ヒム アヌ」、gsgp 女子美アートセンター準備室、神奈川 

グループ展 
2016 「 女子美の新星」女子美アートミュージアム、神奈川 
2015 「 Optional Art Activity: summer school」Take Ninagawa、東京   
         「HOTEL CAMP/dreamers」、blanClass、神奈川    
         「群馬青年ビエンナーレ2015」、群馬県立近代美術館、群馬 
2014 「クウキのヨメナイ、ワタシたち」CAPSULE / SUNDAY、東京 
2012 「thinking about dog' s death#11」、art & river bank、東京 ワークショップ・トーク 
2015 「はしもとで考えたことを、はしもとでできるのか?」(泥沼コミュニティ)アー  トラボはしもと、神奈川 
2013 「真夜中の CAMP /これからの何か#7話したくないこと」blanClass、神奈川              「土湯アラフドアートアニュアル2013」(泥沼コミュニティ)土湯温泉街、福島               「CAMP 現在のアート」森美術館展示室内、東京 

【受賞】 
2015  群馬青年ビエンナーレ 大賞 

【作家website】http://etoeat.wix.com/hirokoenomoto





坂本 夏海  NATSUMI SAKAMOTO 


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1986 年 東京都生まれ、在住。 
2009 年 多摩美術大学絵画学科油画専攻 修了 
2014 年 ロンドン芸術大学チェルシーカレッジオブアート& デザイン MA ファインアート 修了

 記憶と物語の関係について、日常のストーリーをもとに作品を展開させる。祖母の記憶にまつわる ストーリーを題材にしたドキュメンタリーとフィクションの交ざり合う映像作品を近年制作している。 

【主な展覧会】 
個展 
2012 「unforgettable landscape(pigeon loft)」、遊工房アートスペース、東京 
2007 「世界と繋がる方法」、鑓水青年美術館、多摩美術大学構内、東京 グループ展 2015 「Light Matter」、Cookhouse at Chelsea College of Art and Design, London 
2014   「Chelsea College of Arts Postgraduate Summer Show」, London    
           「 Artist Moving Image Film Fund screening」 , South London Gallery, London 
2012   「Ongoing 映像祭」、Art Center Ongoing、東京 
2011   「 Open Studio2011」BankART1929、横浜   
           「第14回 岡本太郎現代芸術賞」、川崎市岡本太郎美術館、神奈川 

【受賞】 
2015 文化庁メディア芸術祭アート部門 審査委員会推薦作品 
2014 CCW Artist Moving Image Film Fund, London 
2011 第14回 岡本太郎現代芸術賞 入選 
2009 アートアワードトーキョー2009 

【作家website】www.natsumi-sakamoto.com 





 ジョーゼフ・ポッパー  JOSEPH POPPER 


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1986 年 ロンドン生まれ、在住。
 2008 年 ロンドン芸術大学チェルシーカレッジオブアート& デザインBA ファインアート 修了 
2012 年 ロイヤルカレッジオブアートMA デザインインタラクション 修了 

映像と舞台セットを組み込んだインスタレーションを制作する。様々な国際展に出品し、イギリス内の大学 でレクチャーも多数行う。ハンドメイドで舞台装置を作り、撮影を行うワークショップも行っている。 
【主な展覧会】 
グループ展 
2016 「Terminal P」, La Panacée, Centre de Culture Contemporaine, Montpellier 
2015   「The Same Face」, The Regency Town House Basement, Brighton, HOUSE 2015                「Extra-Terrestrial: Humans in Space, Cosmic Shorts screening」, The Floating Cinema, London 
           「Business as Usual」, Set the Controls for the Heart of the Sun, Leeds 
2014   「They Used To Call It The Moon」, BALTIC Centre for Contemporary Art, Gateshead       「Observing Space」, BIO 50: 24th Biennial of Design, Museum of Architecture & Design [MAO], Ljubljana, Slovenia    
           「They Used To Call It The Moon」, BALTIC 39, Newcastle Upon Tyne 
2013   「Friday Late April 2013: David Bowie is Making a Scene」, The Victoria & Albert Museum, London 

【コミッション】
HOUSE 2015, co-commission HOUSE/Lighthouse 

【ワークショップ】 
2014~2016「The Joy of Sets」, Design Interactions, Royal College of Art, London Industrial Design 2, University of Applied Arts, Vienna Interior Design, Kingston University Spatial and Information Design, New Design University, Vienna
 2016  「Superhumans」  Special Reports BA Design, Goldsmiths University, London 

【作家website】www.josephpopper.net





平山 真澄  MASUMI HIRAYAMA 

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1983 年 岩手県生まれ、東京都在住。 
2009 年 ロンドン芸術大学キャンバウェルカレッジオブアーツファンデーション 修了 2012 年 ロンドン芸術大学チェルシーカレッジオブアート& デザイン BA ファインアート 修了 

身の回りに起きた出来事、日々関わる人々とのコミュニケーションを題材に様々な媒体で制作を行う。 日常を綴るようなドローイング、写真と日記のような文章をもとに、やがて物語へと展開させる。 また、近年は都市の中の自然に興味を持っており、その土地に在る自然とのパーソナルな関わりを 型にとらわれない方法で探求している。 

【主な展覧会】 
個展 
2011 「Game in Pimlico Fresh」 , Pimlico Fresh Cafe, London 
2010 「Tea ceremony project」 , Canteen in Chelsea college of Art and Design, London 
グループ展 
2015 「 ZINESTOP4Tohoku」、岩手 
2014 「 七院から」、やまきわ美術館、新潟 
2013 「ZINESTOP 2 Tohoku」、岩手 
2012 「tea time」、イルカッフェ、東京 
2010 「LINK」 , Red Gate Gallery, London, UK 
アーティストインレジデンス
 2013. 5-6 月Listhus, Olafsfjordur, Iceland 

【出版物】 
2012-3「 氷の国のアッシュコーヒー」 

【作家website】https://masumihirayama.wordpress.com 





 マシュー・ヒギンズ  MATTHEW HIGGINS   

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1987 年 グラスゴー生まれ、東京都在住。 
2011 年 ロバートゴードン大学グレイズスクールオブアート BA ペインティング学科 修了 2014 年 ロ ンドン芸術大学チェルシーカレッジオブアート& デザイン MA ファインアート修了 

サイエンスフィクションのような風景のジオラマをすべて手作業で作り、撮影されたデジタル写真作品を制作する。 「人類はユートピアへ到達することができるのか」というテーマのもと、人工と自然、デジタルと手作業について 探求している。 

【主な展覧会】 
個展
2012 「Matthew Higgins」, Open Door Gallery, Aberdeen, Scotland 
グループ展 
2014 「Affordable Art Fair」, London    
            「Chelsea College of Arts Postgraduate Summer Show」, London    
            「Aberdeen Artists' Soceity Open Annual Exhibition 2014」, Aberdeen Art Gallery, Scotland 2013 
            「Process」, Smart Gallery Aberdeen, Aberdeen, Scotland    
            「Aberdeen Artists' Soceity Open Annual Exhibition 2013」, Aberdeen Art Gallery, Aberdeen, Scotland 
2012 「Kaleidoscope, Art' s Complex Gallery 2」, Edinburgh, Scotland    
            「Art' s Complex Summer Show, Art' s Complex」, Edinburgh, Scotland           
            「Art Pistol Pop-Up Gallery」, Skypark, Glasgow, Scotland 

【受賞】 
2014    ロンドン芸術大学コレクション 買い上げ
2013  Windle Charitable Trust Award 
2011  Robert Brough Memorial Scholarship    
            Arts Complex Studio Prize 

【作家website】www.matthiggins87.com


【イベント】

●アーティストトーク:7 月9 日(土)16:30 ~ 17:30 
・参加作家による作品紹介とディスカッション(通訳付き) 

●オープニングパーティー:7 月9 日(土)17:30 ~ 
【場所】展覧会会場にて 

●トークイベント:7 月10 日(日)16:30 ~ 18:00 
ゲスト:三田村光土里 氏(美術家)聞き手:坂本夏海(企画者・参加作家) 
【場所】展覧会会場にて

 ●ワークショップ
 ・平山真澄によるワークショップ 「アッシュコーヒーと朗読会」
 7 月17 日(日)15:00~16:00 
【場所】展覧会会場にて 
作家がアッシュコーヒーをふるまい、参加者と一緒に物語を朗読します。

 ・マシュー・ヒギンズによるワークショップ 「My Dream Island わたしのゆめの島 」 
7 月24 日(日)11:00~16:00 (通訳付き) 
【定員】8 名 【参加費】無料 【対象年齢】10歳~高校生【場所】3331 2F 会議室にて
 ※材料は会場で用意しています。 ※汚れてもよい服装でお越しください。 ※完成した作品は写真をひとりにつき一枚撮影させていただきます。 ウェブ等に掲載の可能性がありますが、ご了承ください。
 ご予約・お問い合わせはこちらへ:nsmh.workshop@gmail.com( 坂本)

 ・ジョーゼフ・ポッパーによるワークショップ 「スーパー・ヒューマン」 
多摩美術大学の学生との映像制作。 完成した映像作品は展覧会場にて展示予定。




地図

・東京メトロ銀座線「末広町駅」4番出口より徒歩1分
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・JR「秋葉原駅」電気街口より徒歩8分